大文字の他者 Grand Autre
このように、われわれが心の一番奥に秘めている感情や態度を、何らかの形をした<大文字の他者>のもとへ移し替えるということが、ラカンのいう<大文字の他者>の一番の中核である
主体の地を他者に移し替える
刑事コロンボ
誰がやったのかではなく何故やったのかを暴くために努力する
最初から知っており、しかる後に証拠を集める
まず神を信じ、それから自分の信仰の根拠として自分の信仰の真実性を示す証拠が得られる
信じていると想定される主体こそが象徴的秩序の本質的特徴
信仰が成立するためにはそれの究極の保証者や信者がいなければならない
だがそのような保証者は常に遠ざけられ、本人が現れることはない
-> その主体の存在を仮定するだけで良い
「彼らがそういっている/信じられている」
自分の信仰を儀式へ外在化したり、録音された笑い声を通じて笑うとき、内的な状態を動員することなく成し遂げている
->本当にそう思っていることと区別がない
心理的アイデンティティと象徴的アイデンティティの落差が象徴的去勢 p64